Android Studio (およびそのベースとなっているIntelliJ IDEA)にはLanguage Injection というおもしろ機能があります。I/Oのセッションでも簡単に説明していた正規表現チェックの例を使ってみます。
まず、以下は(Javaのリファレンスにも載っているような)非常に簡単な正規表現チェックコードの例です。aが0回以上とbという文字列が含まれるかどうかチェックしています。

ここで正規表現(“a*b”)にカーソルを合わせて、Alt+Returnでポップアップメニューを表示し、Inject Language を選択……

さらにどんな言語の機能を差し込むのか選択が出るので、Regular Expression(正規表現)を選択します。

これで準備完了です。再度 Alt+Returnでポップアップメニューを呼び出すと、正規表現チェックのメニューが増えているかと思いますので、それを選択肢ます。

すると、正規表現をチェックするダイアログのようなものが表示されます。

ではここに正規表現とマッチしない文字列を入れてみます。

マッチしないので赤表示となります。次にマッチする文字列を入れます。

マッチするので緑に変わりました。
ということで、プログラム開発中に、テストを動かすまでも無く簡易に正規表現が意図通りに動作するものとなっているかを確認することができます。 (( ちゃんとテストコードも書くべきなのは当然です。 ))
もうここではこのLanguage Injectionを使わないぞと思ったら、取り除くこともできます。

ちょっとした機能ではありますが、これも開発効率アップに貢献してくれる機能の一つです。