Android Studioは、利用するJDKを環境変数STUDIO_JDKに設定することで切り替えることができます。このことはAndroid Tools Project Site内のMac OSX JDK Selectionで説明されています。
ただし、上記の方法では、Android Studioをいちいちコマンドラインから立ち上げないといけないため面倒です。そのため、ランチャー向けにSTUDIO_JDKの環境変数を設定しておく方が便利です。
Marvericks(10.9)では、/etc/launchd.conf に環境変数を記述しておくと、ランチャー向けにその環境変数が設定されました。しかし、Yosemiteからは/etc/launchd.confの設定は無視されます。
Yosemite以降では、/Library/LaunchAgents以下にplistファイルを作成し、その中で環境変数を設定する必要があります。適当なファイル名で以下の様なplistファイルを作成してください(たとえば com.example.android.studio.plist)。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>Label</key>
<string>com.example.android.studio.plist</string>
<key>ProgramArguments</key>
<array>
<string>/bin/launchctl</string>
<string>setenv</string>
<string>STUDIO_JDK</string>
<string>/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.8.0_40.jdk</string>
</array>
<key>RunAtLoad</key>
<true/>
</dict>
</plist>
「com.example.android.studio.plist」は、将来的にもAndroid Studioなどが公式に作成するファイルと重ならないようにつけているだけで、ご自身の好みで名前は適当に変えてください(たとえば自分の持っているドメイン名をリバースドメインで使用するなど)。
使用するJDKのバージョンなどについても、ご自身が使用したいものを指定してください。必ずインストールされているJDKを指定してください。ここでは、執筆時点でのJava8最新のJDKを指定しています。
ファイルを作成したらOSを再起動すれば設定が反映されます。ランチャーからのAndroid Studio起動時に、STUDIO_JDKに設定したJDKが使用されるようになります。
OS再起動したくない場合、以下のようにすると追加したファイルの設定が追加反映されます。
% sudo launchctl load /Library/LaunchAgents/com.example.android.studio.plist